自治省大臣官房地域政策室長
中村英男
本日はふるさと環境シンポジウムを、ここ埼玉県、それから自治総合センター、私ども自治省の共催で開催いたしましたところ、このように、この広い会場いっぱいの皆様に御参集をいただきまして、主催者の一員としてまずもって心からお礼を申し上げます。
さて、21世紀をまさに目前といたしまして、環境問題は人類のみならず、日本にとりましても最も大きな課題の一つになっております。その内容も、ただいま知事さんの方から重点的にお話のありましたダイオキシン問題を初めといたします廃棄物処理問題、それから自動車交通、そういった非常に身近な問題だけでなく、地球温暖化、オゾン層の破壊、そういった地球規模での問題というものも大変大きなものとなっております。自治省といたしましても、地方公共団体がその地域の実情に応じて講じていくいろいろな施策について御支援を申し上げておりますけれども、ここ埼玉県におきましても土屋知事を先頭に埼玉県の環境基本条例、それから環境基本計画に基づきまして、県、市町村、県民、事業者、民間団体の緊密な連携のもとに、長期的視野に立った環境施策を積極的に推進されていると伺っております。このような埼玉の地におきまして、環境問題とISO14001を考えるということをテーマといたしまして、企業、それから自治体のISOのあり方や今後の目指すべき方向につきまして情報交換をされ、環境配慮に取り組むシステムの構築を目指すシンポジウムが開かれますことは、まことに意義深いものであると考えております。
最後になりましたけれども、大変御多忙の中、御講演をお引き受けいただきました石弘之先生、それからシンポジウムの開催に当たり多大なご協力をいただきました土屋知事さんを初め、地元埼玉県の皆様方に感謝を申し上げますとともに、本日御来場の皆様にとりまして実り多い日となりますことを心から祈念いたしまして、簡単ではございますけれども、私のあいさつとさせていただきます。