日本財団 図書館


■白浜町における日帰り客1人当たりの消費額推計

114-1.gif

 

4) 白浜町の観光に対する評価

 

○ 海水浴目的客が多いこともあり、「美しい海、海岸景観」に対する期待は8割以上。全体的には、郷土色豊かな観光地というよりも都市的な海浜・温泉リゾート地としての雰囲気に期待している向きが強い。

○ 各観光ポイントの評価では、「白良浜海水浴場」と「アドベンチャーワールド」についてはほぼ全員が満足。「崎の湯露天風呂」、「白浜エネルギーランド」、「三段壁」についても半数以上が満足。「三段壁」、「千畳敷」といった景勝地については、立ち寄りの多さに比してさほど満足度が高くなく、また、「ハマブランカ」では満足した人より不満を感じた人の方が多い。

○ 観光地としての各種体験メニューや基盤整備など受け入れ諸機能については、「自然とのふれあい」1項目のみ半数以上(8割近く)の人が良いと評価。「町までの交通」、「海洋・漁民文化体験」、「産業体験」、「行事体験」、「町内の移動の便」については、悪いと評価した人の方が多く、“`町内外の交通の便の悪さ”と“歴史・文化・産業体験機会の物足りなさ”を感じている人が少なからずみられる。

 

・ 来訪動機と密接に関わる本町への期待としては、海水浴目的客が6割を占めていることもあり、「美しい海、海岸景観」を挙げる人が8割以上(84.0%)を占めている。以下、「リゾート気分」(44.0%)、「温泉保養」(38.7%)、「マリンスポーツ」(24.0%)、「新鮮な魚介類」(16.0%)と続き、逆に「素朴で人情豊かなふるさと的土地柄」(2.7%)や「温泉地らしい街並み景観」(6.7%)、「土産になる特産品、地場産品」(6.7%)などへの回答は少なく、どちらかというと、郷土色豊かな観光地というよりも都市的な海浜・温泉リゾート地としてのイメージを抱いている向きが強い。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION