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図3.1.1 接触面展開法の原理

 

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図3.1.2 外板部位別展開法

 

また、最近は加熱曲加工の自動装置化が試みられ、展開形状は、その逆算で求める方向も出てきているが、この開発が進展して導入普及に至るには、まだしばらくの時間を要するであろう。

ここでは、外板展開の数値計算方法のうち、適用範囲の比較的広い測地線展開について概略を説明することにする。

 

3.1.2 近似測地線展開法での計算

測地線とは、曲面上の2点を通る長さ最小の曲線で、その曲面を平面上に展開したとすれば、展開面上の直線となるべきものである。この測地線を展開する外板のほぼ中央に近似的に作図し、これを基準線として展開する方法が測地線展開法である。原理や方法の説明は、別冊『現図展開』に詳しい。

 

 

 

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