日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 産業 > 運輸.交通 > 成果物情報

造船現図指導書−数値現図−

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


NCでは同時に異なった駆動をする制御対象の個数を「軸」といって数えるが、例として平面XYの2軸であれば[図1.1.4 NCの原理]に示すように、A点からB点への直線移動は、座標が絶対値[X,Y]で指令されても増分値(x,y)に換算し、同時2軸の回転によって行なわれる。

円弧の場合も同じで、与えられた半径によって、2軸へのパルス分配が変わるだけである。これらについては、その該当の章で、また改めて詳しく解説する。

 

007-1.gif

図1.1.4 NCの原理

 

1/10縮尺現図では、ネガ作図の誤差は現尺では一桁倍になる。造船では、NCの登場により、まずは精度の基となるネガの作画精度向上が、導入の標的として狙われた。

●加工現場の大仕掛けな設備更新を要しない(そのままでよい)

●トラブっても、いざとなれば手作画でカバーできる(及び腰でよい)

からである。

こうして現図場に、インプット読取り用のアナライザー: 座標解析機と、アウトプット用のNCドラフター: 自動作画機が導入されることになった。

アナライザーは、直交2軸を手操作で制御して発生パルスで座標を読み取るスキャナーで、同時は1軸駆動のNC。ドラフターは同時2軸駆動のNC、ペンの上下は固定値駆動なので制御軸に数えない。このように軸数に数えないが、NC指令で作動する機能を「補助機能」とよぶ。

 

*数値展開

こうして縮尺現図は、数値現図の先駆けとなった。

曲り外板現図作画の前段階である平面展開処理、曲りロンジフレーム定規や一品図のための逆直線展開処理など…コンピュータ応用が引き続いた。

展開計算は、すでに原寸数値であり、現尺/縮尺から独立した技術である。

 

1.1.3 数値現図の発展

鋼板切断機へのNCの適用は、切断の自動化を直接の目的として始まったのだが、折から建造船型の巨大化が顕著になり、その高精度が注目された。そして導入拡大が進んだ結果として、数値現図への移行を促進した。

その様子を、ざっと眺めておこう。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
177位
(30,518成果物中)

成果物アクセス数
63,496

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年2月16日

関連する他の成果物

1.FRP船修理標準工作法
2.アルミニウム合金母材及び溶接継手の静的強度
3.アルミニウム合金溶接継手の欠陥と強度
4.溶接変形と歪み取り対策
5.アルミニウム合金船建造における「工数低減・性能向上のための改良材料、半加工部材及び工作・接合法に関する新動向」
6.構造設計アラカルト及びコストダウン方策について 付/19GT型水産高校小型実習船の材質別比較について
7.船舶の安全性余談
8.ISO−9000による品質管理の手法
9.平成11年度通信教育造船科講座受講者募集要領
10.平成11年度通信教育造船科講座のしおり
11.平成11年度通信教育造船科講座−添削問題−
12.平成11年度通信教育造船科講座スクーリング(面接指導)の実施要領
13.平成11年度通信教育造船科講座−スクーリング試験問題−
14.通信教育造船科講座正解集(平成11年度)
15.小型船造船業の実態調査報告書(11年度版)
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から