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4. 危険物輸送書類

 

4.1 危険物輸送書類規定案

4.1.1 輸送書類規定改正関連提案については、CEPEが次回その総合規定案を提案することを約束し、本件は次回継続して検討することとなった。

 

4.2 品名表示関連提案

4.2.1 廃棄危険物及びN.O.S.エントリーの品名表示に関するICAO提案(99/14)及び豪州提案(98/42C)は、採択された(98/42Cは一部修正)。

 

5. 危険物輸送モデル規則関連改正

 

5.1 危険物の分類

5.1.1 次の各提案は、提案内容どおり採択された。

(1) ヒドラジン水溶液(UN2030)(98/8C及び99/7:米国)

(2) 冷凍装置の特別規定(S.P.119及び291)(99/18:米国)

(3) 臭化メチル(UN1062)の品名(99/48:米国)

5.1.2 次の各提案は、修正を加えた上で採択された。

(1) 危険物を内蔵する機器又は装置及びUN1818/1816の分類替え等(98/7C及び99/44:米国)

(2) IMDG Codeで危険物とされているものの採入れ(99/1:IMO)

(3) UN3166及びUN2680品名改正並びにICAO DGPからの改正案(99/10、99/11及び99/15:ICAO)

(4) 無溶剤アセチレンの新エントリー(99/30:ドイツ)

5.1.3 硝安肥料エントリーの見直し関連提案(98/32C:カナダ及び99/40:EFMA)は、次回新提案が出されるのを待って検討する。

5.1.4 硝安ベース乳剤の新エントリー関連提案(98/45C:仏、99/34:カナダ及び99/47:ノールウェイ)についは、その分類についての考え方が大きく分かれ(火薬類/酸化性物質)ているので、会期外に関係国による非公式W/Gで検討し、その結果を次回検討することとした。

 

5.2 リチウム電池

5.2.1 リチウム電池の危険性評価試験の改正等に関するわが国(99/29)及びカナダ(99/36)の各提案については、本会議において包括的な説明及び討議が行われ、具体的詳細事項に関しては非公式W/Gで行われた。

5.2.2 非公式W/Gは、7月7日〜8日の昼休みを利用し、Mr. J. Read(カナダ)の司会の下に、カナダ、ドイツ、フランス、オランダ、米国、英国、IEC及び日本が参加して開催された。

5.2.3 非公式W/Gでは技術的事項が検討されたが、今回会合では具体的改正案を策定するには至らず、次回に日本/カナダ共同して具体的改正案を提案することが同意された。

 

 

 

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