日本財団 図書館


質問

 

○質問 人類生き残り研究会というのを主宰しております、田中と申します。壇上の浅岡さんの気候ネットワークの運営委員もやらせていただいております。三十幾つのNGOに属しております。そのような者でございます。

少し的が外れるかもわかりませんけれども、今、石先生がおっしゃった日本から発信するものがないということに関して、実はY2Kウオッシュというのを今やっているんです。これは原発と核にお正月休みを、という運動でございまして、日本がオリジナルなんです。これで今我々のY2Kウオッシュの人たちは手銭を払って、身銭を切って世界じゅうに触れ回っております。その効果がありまして、欧州の方では国が動いてきております。肝心の日本は今まだまだなんです。それに対して、きょう、通産省に行って署名を今から渡すわけなんですけれども、午前中は総理府に行ってきました。

そういったことで、日本発のものもあるということをご認識いただくとともに、Y2Kウオッシュに皆さんのご援助をいただきたい、このように考えております。

 

○石 わかりました。どうもありがとうございました。

では、今のはご意見というかコメントと承りまして、ほかの方はいかがでございましょうか。どうぞご遠慮なく。

 

○質問 基本的なことがちょっとわからないのでお尋ねしたいんですけれども、このグリーン化というのは、燃費の悪い車は増税をしないとグリーン化にはならないんでしょうか。つまり、今例えば自動車に関する税というのはかなり負担が重いと思うんですけれども、それに増して増税をしないとグリーン化にならないんでしょうか。

 

○佐和 要するに傾斜がつけばいいわけです。悪い車の税が高くて、そして燃費効率のいい車の税金が安いということで傾斜がつきさえすればいいわけですね。ただし、今の財政状況で、財政赤字がGDPの7.8%というような状況のもとで、減税だけの税制改革というのは恐らく受け入れられないだろうという判断から、その傾斜をつけるに当たって悪い車は増税するというのが一つ。もう一つは、やはり理屈の上では、燃費効率の悪い車を買う人には、あるいはそれに乗る人には環境コストを負担してもらいましょうという意味もあると思います。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION