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また、石油エネルギーに頼る時代に早晩、と言っても相当先でしょうけれども、 限界が来る。 やはり代替燃料の方へ行かなければいけない。それを今からやらなければいけないという三重苦を抱えた状況が今、業界の置かれたところでございます。こういうところでは、内燃機関の改良をやり、代替燃料という状況になりますと、やはりこういう燃料電池だとか天然ガス、こういうところへ行かなければいけない。これらを同時に開発しなければいけないというのが今の実態でございます。

 

将来の環境技術

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3. 内燃機関の進化・革新

それでは、最初に申しましたように、まず、現在実用化されております内燃機関の進化、あるいはハイブリッドのように革新の技術、これらをどのようにやっているかということを順番にご説明させていただきます。特にちょっと技術論になりますので、しばらくご容赦いただきたいと思います。

<ガソリン量産車> ただいま申しましたような燃費の目標値が国で定められました。私どもは、1999年9月に発表させていただきましたけれども、四輪自動車だけではございませんで、汎用だとか二輪車を持っておりますので、それぞれ燃費を30%とか25%とか上げることをお約束いたしました。それは2005年にここまで上げたい、企業平均燃費をここまで上げたいということをお約束いたしました。もちろん排ガスもやります。

 

 

 

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