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2010年国内燃費目標値

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ホンダ調べ

 

<排出ガス対策> 先ほども申しました、自動車のCO2の影響は20%ぐらい、一方、ローカルな地域の問題でございますけれども、車は炭化水素だとか酸化窒素だとか有害排出ガスを放出いたします。これらについては車の占める割合が32%、40%、炭酸ガスより多うございます。これを放置すれば人体への影響が地域ごとに発生してしまいますから、グローバルな話である炭酸ガスと平行して、これら排出ガス対策を講じていかないといけません。これも大変重要な課題だと私どもは認識しております。

例えば排出ガスの規制はマスキー法の話から昭和53年規制が決められ、従来に対して10分の1のレベルになった。更に、平成12年規制が定められ、ここで約4分の1レベルに規制をやってまいりました。これには今、みんな対応できております。

これで問題が解決したのかというと決してそうではありません。実は実態で申しますと、7都県市でとらえて見ますと、環境基準に対して平均濃度は、増加はしていないものの、基準を上回った状態で推移しており、基準以内には入っていない。7都県市で言いますとこういう実態でございます。これもやはりおろそかにできない、まだまだ排気ガス対策もやらなければいけない、というのが業界の置かれた実態でございます。

さて、以上のような炭酸ガスの実態、排出ガスの実態を踏まえまして、今までは排出ガスに対してかなり積極的に取り組んでまいりました。しかし、お話しさせていただきましたように、CO2の問題が相当クローズアップされて、どんどん取り組みを強化していかなければいけない。

 

 

 

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