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図2-5-1 The Superlinerの車いす対応個室

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d. 視覚・聴覚障害への対応

 

予約の受け付けは電話やTDD(聴覚障害者用の文字表示電話)で対応している。また、駅構内にはタイプ機能のついた公衆電話(TTY: Teletypewriters)が用意されており(写真85〜88)、聴覚障害者でも利用する事ができる。その他の対応は基本的には従業員への接遇および介助の教育を通じて行っている。

 

e. 利用者向けPR

 

アムトラックでは、アムトラック・アクセス・オフィスを設置している。ここで、利用者からの問い合わせや苦情への対応、駅舎や車両のアクセシブル化についての対策を進めている。『Access Amtrak』という5分程度のビデオが用意されている。ビデオと内容を合わせたパンフレットを作製しており、障害をもつ人、一般市民からも好評を得ている。点字、大文字版、カセット、フロッピーディスク、スペイン語版も用意されており、駅に常備してPRに活用している。こうした取り組みにより、障害者の利用者数は徐々に増加しており、アムトラックが取り扱う高齢者・障害者の割引チケットの収入が伸びている。

 

 

 

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