2-1-4. 航空に関するバリアフリーガイドラインの概要
航空におけるバリアフリーガイドラインについては、平成6年8月に『みんなが使いやすい空港施設新整備指針(計画ガイドライン)』が提示されている。このガイドラインでは、障害者の自立・社会参加、今後の高齢化社会に対応するため、旧ガイドラインの整備視点である「利用できる施設」から「みんなが使いやすい施設」へと質を高めることを目指し、ノーマライゼーション」理念の施設上での具現化と「バリアフリー」の実現をキーワードとしている。
2-1-5. 交通モード別施策の整理
以上を踏まえ、各ガイドラインにおいて提示されている、具体的な施設整備項目等について整理したものを図表2-1に示す。
※ バス車両に対する補助については、ノンステップバス等車イス対応車両に対する補助のみ適用対象となる
ガイドラインの詳細
A: 新「公共交通ターミナルにおける高齢者・障害者のための施設整備ガイドライン」(平成6年3月)
B: みんなが使いやすい空港旅客施設新整備指針(平成6年8月)
C: 心身障害者・高齢者のための公共交通機関の車両構造に関するモデルデザイン(平成2年3月)
D: 鉄道駅におけるエレベーターの整備指針(平成5年8月)
E: 鉄道駅におけるエスカレーターの整備指針(平成5年8月)
支援策の詳細
F: 交通施設バリアフリー化設備整備費補助金(平成11年度〜)[運輸整備事業団]
G: 交通バリアフリー施設整備助成制度(平成11年度〜)[交通エコロジーモビリティ財団]
H: バス利用促進等総合対策事業補助金(平成10年度〜)[運輸省]