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2. 国内の他モード(鉄道・バス・航空)のバリアフリーの整備状況

 

2-1. 国内の他モードのバリアフリーガイドラインの整備状況

 

2-1-1. 公共交通ターミナルに関するバリアフリーガイドラインの概要

 

公共交通ターミナルにおけるバリアフリーガイドラインについては、平成6年3月に『公共交通ターミナルにおける高齢者・障害者のための施設整備ガイドライン』が提示されている。このガイドラインでは、対象ターミナルを鉄道駅、バスターミナル、旅客船ターミナル、空港旅客ターミナルとし、身体障害者への対応に加え、高齢者、妊産婦・小さな子どもを連れている人や大きな荷物を持っている人・外国人等移動に何らかの制約を持っている全ての人を対象としている。

 

2-1-2. 鉄道に関するバリアフリーガイドラインの概要

 

鉄道におけるバリアフリーガイドラインについては、車両に関するものとターミナルに関するものが提示されている。

鉄道車両については、平成2年3月に『心身障害者・高齢者のための公共交通機関の車両構造に関するモデルデザイン』が提示されている。このガイドラインでは、心身障害者及び高齢者が公共交通機関を利用して移動する際に、安全かつ身体的負担が従来より軽くなるような車両構造に関するモデルデザインを作成することを目的としており、鉄道、バス、タクシーについて心身障害者・高齢者にとって利用しやすい公共交通機関の車両のあり方が提示されている。

ターミナルについては、平成5年8月に『鉄道駅におけるエレベーターの整備指針』及び『鉄道駅におけるエスカレーターの整備指針』が提示されている。このガイドラインでは、一定の基準を満たす鉄道駅においては車いすのまま利用可能なエレベーターの設置、エスカレーターの設置を定めており、高齢者や障害者等の鉄道駅利用の円滑化を目指している。

 

2-1-3. バスに関するバリアフリーガイドラインの概要

 

バスにおけるバリアフリーガイドラインについては、前述の『心身障害者・高齢者のための公共交通機関の車両構造に関するモデルデザイン』の中で車両構造に関するガイドラインが提示されている。

 

 

 

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