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救急箱は防水加工された、内容物を湿気や挨から守るのに適した材質のもので、救急箱だとはっきり分かるようにデザインされた容器でなければなりません。薬局や事務用品商社には、既に基本セット付きの救急箱を販売している所もありますが、これらは容器が必ずしも防水加工でなかったり、環境保全のプロジェクトに持参できるほど頑丈にできていないものです。古い金属製の弾薬箱が理想的です。緑地に白い十字が、「1980制定の安全表示義務法(Safety Signs Regulations Act 1980)」で義務づけられたシンボルマークです。どこの薬局でも、救急箱の中に入れる内容物を販売しているはずです。標準的な救急セットは、1995年時点で19ポンドで販売されています。

 

望ましい薬箱の内容:

BTCVは、グループに対して薬箱も用意するように薦めています。薬箱にはアスピリンのような薬物治療のための薬を入れてはいけません。常備薬が必要なボランティアは、自分で用意しなければなりません。

 

お薦めする内容物:

 

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薬箱の中身は全て使った人が補充するのが原則で、自己管理という印を付けねばなりません。

 

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遅かれ早かれ誰かがケガをするでしょう。

 

<救急トレーニング>

 

救急処置のトレーニングは、グループの発展にとって絶対に必要なもので、良きコーディネーターは、活動に意欲的なボランティアのうち何人が、どの程度のレベルまでトレーニングを受けているのかを把握しておかねばなりません。危険性の低い作業の場合は、1日の基本的なコースを受ければ、ボランティアはきちんと対応できます。動力付き道具を使用するような、より危険性の高いプロジェクトの場合は、「現場での救急処置(first aid at work)」のコースを受けた有資格者が、複数現場にいなければなりません。

BTCV発行のトレーニングコースのリスト、「技術促進(Developing Skills)」には、救急処置のコースに関する情報が掲載されています。この他、地元のセントジョン救急病院(St. John's Ambulance)や赤十字が、救急処置のトレーニングコースを提供しているかもしれません。夕方に認定のコースを提供している、地元の大学や学校を見つけられる場合もあります。

 

 

 

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