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●記入前に申請書を全部念入りに読みましょう。そして、記入する内容を注意深く考えます。助成金の担当者に印象づけるような内容を記入する上で、この作業には時間を費やす価値があります。

 

●もしコンピュータを持っていれば、申請書をワープロソフトで作成し、カットやペースト機能を使ってテキストデータをうまく配置しましょう。コンピュータ持っていなければ、読みやすい字で記入するか、タイプしましょう。

 

●環境関係以外の助成に申請する場合は、環境あるいは野生生物への効果のみならず、地域の人々に対する効果についても必ず強調しましょう。

 

●正確な金額を記入します。機材への出費であれば、地元の販売店に見積書を作成してもらい、申請書に同封します。販売店には値引きを考慮してくれるようお願いしましょう。多くの販売店は名目上1割引にしてくれるかもしれません。必ず付加価値税込みの見積書をもらうようにします。

 

●職業用語や専門用語の使用は避けましょう。

 

●助成申請書に、他に記入すべき情報の項目がない場合には、計画書、写真、地図など、担当者がグループの計画の全体像を把握するのに役立つようなものを必ず同封しましょう。同封書類の返却を希望する場合は、返信用封筒を同封します。

 

●締め切り前までに確実に申請書が届くようにしましょう。

 

バーネット環境保全ボランティアは、地元の商店のいくつかにスポンサーになってもらいましたが、さらに、総額約1800ポンドに及ぶ助成金と奨励金を「シェル・より良き英国基金」、「エッソ自然歩道賞」、「イングリッシュ・ネイチャー」、そしてBTCVから確得しました。

 

地元での資金集め

 

これは、地域のグループが資金集めをするためよく用いられる方法で、本来はそうあるべきなのです。つまり、良好な活動を行い、地元の人々がそのことを知っていれば、あなたのグループが地域のためにさらに価値ある活動が行えるように、人々に寄付を頼めるはずです。以下の「資金集めの25の方法」は、あなたのグループが行動を起こすのに役立つでしょう。地元の企業ばかりでなく、個人にも忘れずに寄付を募りましょう。

 

「牧草地の番人(Minders of the Meadowland)」グループは、あらゆるところに寄付を募る手紙を書きました。その結果、地元企業、英国国有鉄道、環境庁、そしてアーネスト・クック・トラストから、鉄道の信号扱所を案内センターと野鳥観察舎に改修するための助成金を獲得しました。

 

作業依頼者(クライアント)への請求

 

契約した仕事を決められた期日までに、うまく仕上げるために、定期的に決まった人数のチームの派遣を請け負えるような大規模のグループにとって、会員の派遣は資金集めの上で特に重要です。まず第1に望ましいことは、プロジェクトの経費を依頼者が支払うことです。時々この原則に当てはまらない場合がありますが、それは恐らく資金の無い地域コミュニティーグループのために活動する場合でしょう。このような場合には、他の形で資金集めをしなければなりませんが、あなたのグループが大きくなるにつれて、作業収入も増えなければなりません。

 

 

 

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