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第1部 グループを組織する

 

グループを起こす

 

<はじめる前に>

 

あなたは、既にBTCVと関係のある地域グループや、BTCVそのものと関わっているかもしれない。また、あなたの住んでいる地区で、グループが組織されようとしているかもしれません。行動を起こす前に、以下のことを自問自答してみましょう。

 

新しいグループが必要だろうか?

 

あなたの住んでいる地区に、既に活動しているグループがないかどうか調べましょう。あなたが知らないだけで、グループがあるかもしれません。小さいグループであれば、あなたの時間とエネルギーをそのグループの支援に役立てることができます。しかし、活動形態が異なる場合には、あなたが思い描いているグループの構想はそのままにしておきましょう。すぐ近くにグループが存在する場合には、そのメンバーにあなたの住んでいる地区まで活動を広げたいと思っているのか、あるいは、そのグループの近くであなたが新たなグループを起こすことに対して、支援や援助をしてくれるかどうか話し合ってみましょう。あなたの住んでいる地区で、誰がどんな活動をしているかを調べるために、最寄りのBTCV事務所、地元の図書館、自治体、ボランティア組織、あるいは地域の環境保全グループに問い合わせてみましょう。

 

本当にグループを起こしたいのだろうか?

 

どんなボランティアグループでも、円滑に運営にするためには時間、エネルギーそして共通認識が必要不可欠です。グループを起こしたら、少なくとも1年目、ひょっとしたら2年目まではうまく行くように、誰かがあなたを助けてくれるでしょう。毎月、幾晩か活動にかかりつきりになるでしょうし、ほとんど毎週末に環境保全活動を行わねばならなくなるでしょう。もし、仕事、家族、その他の理由でそれ程まで活動に携われないなら、最善の方法は現在活動中の他のグループに加わることでしょう。

 

どこで支援が得られるだろうか?

 

グループを起こすのは簡単ですが、たとえBTCVの支援が得られても、やるべきことはたくさんあります。家族や友達でもいいから、たった2、3人の助けを得るだけでも越えなければならないハードルはかなり低くなります。

 

どんな計画を立てるにしても、あなたの住んでいる地区にある他のグループと協力することは絶対必要です。そのグループは、あなたが新しいグループを運営するのを支援してくれるかもしれません。よい連絡先を知っているかもしれないし、必要とされている作業や行くべき現場に関するアドバイス、あるいは道具の調達の助けになるかもしれません。

 

BTCV会員、自治会やPTAのような地域組織と連絡を取りましょう。もし、その地域に“地域自然ウォッチグループ”があるなら、グループの発足に何か手伝ってくれる人がいるかどうか尋ねてみましょう。

 

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家族や友達でもかまわないから、たった2、3人の助けを得るだけでも生活はかなり楽になるでしょう。

 

 

 

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