(別紙2)
災害救援ボランティアの研修への協力等について
平成7年10月18日 消防地震第80号
各都道府県知事あて 消防庁次長
大規模地震等の発生時においては、消防機関の活動と合わせてボランティアによる災害救援活動が行われることが望ましい。
このため、災害時に災害救援活動を行うボランティア(以下「災害救援ボランティア」という。)の研修について、消防機関としても必要な協力を行うとともに、災害発生時においてボランティアと消防機関との間で十分連携のとれた効率的な活動が行われるよう、平時においてもボランティアに対し、適切に対応することが必要と考えられる。
ついては、各都道府県におかれては、この趣旨をご理解いただき、下記の点にご留意のうえ、災害救援ボランティアの研修への協力等について、特段のご配慮をお願いする。
また、貴管下市町村の消防機関にも示達のうえ、よろしくご指導願いたい。
記
1 消防機関及び消防学校は、災害救援ボランティアに必要な消防の分野に係る知識・技能の習得について、研修の実施や民間団体が行う研修に対する講師の派遣を行うなど、地域の実情に即して、可能な限りの協力を行われたいこと。
2 消防分野における災害救援ボランティアの活動としては、主に次のようなものが想定されるが、その研修内容についても、これらの活動に即したものとなるよう工夫されたいこと。
ア 初期消火活動及び消火活動の支援
イ 救援活動及びその支援
ウ 応急手当活動及びその支援
エ 災害情報の収集・伝達活動及びその支援
オ その他避難誘導等の活動に対する支援
3 災害発生時において、災害救援ボランティアの効率的な活動が行われるよう、消防機関は、ボランティアの特性に配意するとともに、従来の経緯等を踏まえながら、日頃から、地域内の災害救援ボランティアの把握、災害救援ボランティアの団体との連携、災害救援ボランティアの再研修、消防機関との合同訓練等に努められたいこと。
災害救援ボランティアの研修カリキュラムについて
平成7年10月18日 消防地震第81号
各都道府県消防防災主管部長あて
消防庁震災対策指導室長
災害救援ボランティアの研修への協力等については、「災害救援ボランティアの研修への協力等について」(平成7年10月18日付け消防震第80号、各都道府県知事あて消防庁次長通知)により、通知したところであるが、その研修カリキュラムについて、別添のとおり、標準的なモデル(消防分野)をお示しするので参考にされたい。
なお、災害救援ボランティアの研修カリキュラムは、それぞれの地域の状況等に応じて定められるものであることを、念のため申し添える。
また、貴管下市町村の消防機関に対しても、この旨よろしくご指導をお願いする。