第一部 表彰式
式典は、音楽隊の演奏するファンファーレとともに「第18回幼年消防全国大会」の幕が開きました。
司会は、小野由美子さんです。
日本防火協会上本常務理事の開会の辞に次いで、国歌斉唱、この後、大会の主催者である日本防火協会偲腸馗垢ャ「幼年消防クラブの皆さん元気ですか、声が大きくていいね、もう少し大きくしましょう。「お元気ですか。(おはようございますと大きな声があり)」大変よく出来ました。
今日は皆さんが、大変待っていた日がきました。第18回幼年消防クラブの全国大会を只今から行ないますが、日頃から、火の用心のいろいろな事を勉強したり、先生からお話を聞いたり、また消防のおじさんから、いろいろなお話を聞いていると思いますが、今日は一日、いろいろなことを忘れて、消防のことを勉強してください。
また、日頃大変御苦労をかけたそれぞれの方に、本日は表彰をする訳でございますが、これを契機にさらに幼年消防クラブ等の拡大について、御努力をお願い申し上げます。」と挨拶しました。
この後、表彰式に移り、防火活動に功績のあった都道府県幼少年婦人防火委員会2団体、市町村幼少年婦人防火委員会16団体、優良幼年消防クラブ46団体、優良少年消防クラブ22団体、少年消防クラブ指導者14名の計100団体(名)に対して表彰が行われ、受賞団体等を代表して4名の方々に会長から表彰状及び記念品が贈られました。
続いて、来賓の祝辞に移り、谷合消防庁長官、天野山梨県知事、山本甲府市長からそれぞれ祝辞をいただきました。
(消防庁長官、県知事の祝辞要旨は別掲)
終りに、受賞団体等を代表致しまして「山中湖村の山中保育所幼年消防クラブ、金森所長」より謝辞が述べられました。場内が暗くなり、ドラマチックな照明演出の後、ステージ前方に設置されたスクリーンに、幼年消防アニメーション「レスキュー Q太のかつやく」が写し出されました。
このアニメーションは、レスキュー隊や消防隊に扮した動物キャラクターの日頃の活躍を紹介し、さらに初期消火や避難の方法、救急処置などの知識を子供達に教えることを目的として制作しました。
また、“お互いに助け合う”という今日忘れがちな点にも着目し、このアニメーションを通じて子供達が社会生活において大切な“きずな”をすこしでも理解してもらえたらと考えております。
会場内のスクリーンに写し出されたアニメーションを見る子供達の姿は、真剣そのものでした。以上で第一部が終了しました。