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海難救助作業マニュアル

 事業名 救助訓練及び器具整備
 団体名 日本水難救済会  


4 曳航

(1) 曳航の開始

イ 曳航開始に当っては、曳航索が急張しないよう又、推進器に曳航索がかからないよう機関を細かく使用して曳航索を徐々に張り合わせる。

この場合、曳航索周辺の作業員や推進器付近の状況、曳航索の状況に十分注意して行う。

水面上に、曳航索が跳ね上らないようにするのが曳航開始の一つの目安である。

ロ 被曳航船に徐々に前進惰力がついて来たら、曳航索の状態、曳航索の係止状態、擦れ当ての状態等を点検し、被曳航船の船首方向にでるように小刻みに変針して徐々に所定の針路を向ける。

急に予定針路を向けるような操船は避ける。

ハ 予定針路に定針したら、再度曳航状態等の点検を行い、異常のないことを確認した上で徐々に所定の速力とする。

(注)所定の速力は被曳航船の通常の航海速力以上になってはいけない。

(2) 曳航中の操船運用

イ 変針は小刻みに行い、20度以上の大角変針は行わない。

被曳航船側で操舵可能な場合は曳航船の転舵点付近に至って変針して常に曳航の航跡を追従するように努める。

ロ 曳航速力の増減は徐々に行う。大幅な増減速は行わない。

ハ 海象が悪化する場合、浅海水域又は、狭水道に進入する場合には曳航索を短縮する。

曳航索の伸縮は、減速して行う。

ニ 横方向からの風、うねり等で被曳航船が曳船の航跡を追従することが困難な場合は、被曳航船の操舵が可能であれば、若干、風上側に修正針路をとらせる。(曳航針路に対し10〜30度の偏角)

ホ 海上模様等に注意して、必要に応じて曳航索の伸縮、減速、針路変更の措置を講ずる。

(3) 曳航の終了

被曳航船の停止惰力を勘案のうえ順次速力を減じ、曳航索の張力を減殺しつつ目的地へ行う。

減速に伴って生じる曳航索のゆるみを適宜巻き込み、被曳航船の投錨準備又は引渡し準備等が整えば曳航索を開放して迅速にすべての索を揚収する。

曳航索を自船推進器に絡ませないよう注意する。

 

 

 

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