(1) 第1動作で左(右)かかとと右(左)足先をわずかに上げ、左(右)足先に力を加え右(左)かかとでそれぞれ右(左)へ90度又は45度回ること。
(2) 第2動作で左(右)を軽快に右(左)足に引きつけること。
2. 基本の姿勢における90度又は45度以外に方向変換は、その方向又は目標の指示及び号令「半ば右(左)向け─右(左)」により、前項各号の規定に準じて行なうものとする。
(基本の姿勢におけるうしろ向き)
第8条 基本の姿勢におけるうしろ向きは、号令「回れ─右」により、次の各号に掲げるところに従って行なうものとする。
(1) 第1動作で右足をその方向のまま足先が左かかとからわずかに離れる位置まで後方に引くこと。
(2) 第2動作で両足先を少し上げ両かかとを軸にして右180度回ること。
(3) 第3動作で右かかとを左かかとに軽快に引きつけること。
第2節 行進間の動作
(はやあし行進)
第9条 はやあし行進は、次の各号に掲げるとおりとする。
(1) 上体を正しく保って大きく動かさず、眼は前方を直視し、両足を交互に動かすこと。
(2) 腕はひじを曲げることなく左右交互に前方約45度後方約15度に自然に振ること。
(3) 正確な歩調で前進し、その歩調は、歩幅(足のかかとからかかとまでの長さをいう。以下同じ。)約65センチメートル、速度毎分約110歩とする。
2. はやあし行進への移行は、停止間又は足踏みから移行するときは号令「前へ─進め」、かけあし進行から移行するときは号令「はやあし─進め」により、次の各号に掲げるところに従って行なうものとする。
(1) 停止間から移行するときは、左腕をうしろに引きながら左足から1歩前に踏み出しはやあし行進すること。
(2) かけあし行進から移行するときは、かけあし行進で2歩前進し、手をおろしてはやあし行進すること。