2. 人事評定の目的〔第20図参照〕
人事評定を行う目的(複数回答)は、95.5%の企業が「昇進・昇格を決めるため」と回答し、以下順次「賃金の決定要素とするため(給与)」(92.7%)、「賃金の決定要素とするため(賞与)」(92.3%)、「職務能力の評価のため」(90.2%)、「業績の評価のため」(88.1%)を8割以上の企業が挙げている。人事評定は、かたや目先の賃金(給与・賞与)決定と、他方将来を見越した昇進・昇格の資料とする両面があるものの、実状はやはり賃金の決定要素に多大な影響を及ぼしている結果となった。
さらに、その他の回答としては、ごく少ない回答ではあったが、「退職金の決定要素」とする、「公平かつ納得性のある処遇」のため、「人事コース選択」のためというものがあった。