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図5.1.2 DK.の単板仕上げ型

 

演習題:-

このDK.板付きで、カーリング部材:F8,F9,F10の取付度が異なるのはなぜか。

 

コルゲート壁板は、加工精度上から、標準金取・(標準曲型で)プレス成型して後に内業仕上げマーキンとする例が多いようである。

 

平面ブロックで、もっとも重要なことは、切断・板継・マーキン・組立すべての工程での定盤の平面度である。例えばブロック・マーキンにおいて、平面度が悪ければ、タスキが精密に合うはずがない。加工・組立が、いい加減であるのなら、現図で型定規の精度を上げる気にならず、いわんや、前船での収縮変形を計測しておいて、後続船の精度に織り込むような合理化は、思いも及ばないであろう。

ブロックが大きくなればなるほど、この定盤平面度の重要性は増す。定期的に監査(水盛チェック)して、記録に止めておくとよい。

 

 

 

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