日本財団 図書館


各造船所で工夫が進み、材料が木質とブリキ板金の時代からプラスチックに軽合金の組み合わせに変わってきたものの、軽量化と堅固化はなかなか相入れないようで、実用的に“これはよい”というものには出会っていない。

撓みで曲線を与えるバッテンには、[図2.1.10 掴み代とトレランス]で示した理屈から、外板幅より延長した掴み代が必要で、このアイデアでは取扱いに難があるようである。

欧米では曲型は、日本では問題となっていない“しゃがむ”姿勢が嫌われ、曲げ部材を台に上げての平面見透が好まれる。型は[図3.2.8 水平見透型]のようになる。この方が自在治具化しやすいであろう。

 

080-1.gif

図3.2.7 外板見透型治具

 

080-2.gif

図3.2.8 水平見透型

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION