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●利材部品型

開孔など、そのままだとスクラップになる部分に、嵌め込み取材の標準部品や工作用金物の型である。[図3.2.4 利材部品]に標準小形リブ取材の例を示す。このような場合は、2枚同時マーキンできる「ネスティング型」にしておくと効率的である。

利材部品は、このような取扱いは廃れ、量産推進の成り行きから、アイトレーサー切断を設置した利材工場に集中されているが、取材の総合バランスや所要量計画が甘くならないようにしたい。

 

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図3.2.4 利材部品

 

3.2.2 曲型用標準型

●標準円弧曲型

Fc.PL用であるが、[図3.2.5 Fc.PLのR寸法]に示すように、ウェブ縁:R0を押さえるか、Fc.PLの上曲り面:R1で決めるのか…で変わってくる。どちらかといえば、ウェブのR半自動切断:R0を優先し、円弧曲型は[R1=R0-t]で、tの跳び寸法を標準化する方がよい。

 

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図3.2.5 Fc.PLのR寸法

 

●標準コルゲート曲型

[図3.2.6 コルゲート壁]に示すような構成の違いがあるが、いずれも曲加工精度が重要であり、単なる折度型でなく、上下(裏表)両面当ての断面全体の検査型として整備しておく。

 

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図3.2.6 コルゲート壁

 

●外板曲型用やロンジ捩型用の自在治具

これらは、標準型とは異なる単なる型作成を簡易化するユニバーサル治具であるが、ここで紹介しておく。

 

[図3.2.7 外板見透型治具]は、セットされた見透型の概念図を描いてみたものである。

 

 

 

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