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(2) 造船設計関係者

設計で既存CADを操作する設計者が最初に6.を読んで、基盤技術の位置付けと、設計業務はこうなる、こういう方向に進んでいくであろうということを概観することは有効であると考えている。

そのうえで、製品設計や製品モデリングを実現しているプロダクトモデルについて詳細内容を記述している4.に入っていくと、プロダクトモデル内の具現化要領が概念的に理解できよう。しかし、製品の表現方法ではクラス構成やFL機能等のシステム技術を基本にしているので、完全に理解する必要まではないと考えている。

(3) 造船工作関係者

設計者と同様に6.によって全体の位置付けを把握することがやはり望ましいと言える。初期工法検討の代表的業務であるブロック分割や詳細工法検討の中での工程設計の重要な位置付けを理解してから、5.に記述してあるアプリケーションシステムの開発について読んでいくのが良いと考える。

実際に使う業務システムとして捉え、実用的か、自分たちの業務にどのように導入していくかなどを評価し、展望していくことを期待している。

(4) 造船システム関係者

造船所のシステム関係者は造船業務に密着していなければならず、また先端的なシステム技術も必要で、高度造船CIM導入と定着のフェーズでは、主体的な役割の下でその実践力が重要になる。その観点からも造船システム技術者はやはり全部の章に目を通していただきたいと考えている。

2.から順に読んでいくことでも特に問題はないが、全体概要を理解するために6.を先に目を通すことがより良いと思われ、最後にまた6.に戻って再確認するということになろう。2.と3.を中心に個別に詳細な内容になるので、造船所で使うとしたらどうするかという全体的位置付けを常に意識しながら読むことが期待される。

 

1.4.2 知識共有の仕組みの実現

(1) 平成9年度の実施内容

高度造船CIMのシステム的枠組みを示すACIMリファレンスアーキテクチャを策定した。

(a) 知識共有化の仕組みの検討

(b) 分散オブジェクト技術及びエージェント技術の調査

(c) ACIMリファレンスアーキテクチャの策定

(d) プロトタィプシステムによるACIMリファレンスアーキテクチャの検討

(e) バージョン管理機能の仕様検討

 

 

 

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