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表4.20 Type10のメッセージ受信時に記憶されるデータ

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14]高速補正・長期補正パラメータ type24

このメッセージの高速補正の部分は、type2〜5と全く同じ処理をする。また長期補正の部分はtype25と同じ処理をする。データを記録するエリアもtype2〜5,type25用のものを使用する。

 

4.7 故障検出・故障衛星排除

FD/FDE処理モジュールで実行される故障検出・故障衛星排除のアルゴリズムは昨年度報告書3.7項に示したとうりで、以下設計したソフトウェアの概要について述べる。

 

4.7.1 要求仕様

表4.21にMOPS上に記載されている要求を纏める。WAASで完全性が保証されている場合、RAIMで保証する場合に大別され、RAIMの場合はSAの有無、飛行モードで仕様が一部異なっている。

これらの要求をもとに、以下の4つの機能を準備した。

1) 故障検出

測位に使用した衛星中に異常なものがあるか否かの判断を行う。

2) 故障衛星排除

故障検出を行い、異常が検出されたとき、どの衛星が原因であるかを特定し、当該衛星を排除衛星リストにあげることによって、測位から排除する。

残りの衛星で完全性の保証された測位を継続出来るようにする。

3) 排除衛星復帰監視

すでに排除された衛星が存在するときは排除された衛星を含んで故障検出を行い、結果が正常であれば、排除された衛星を再度測位演算に使用出来るよう、排除衛星リストから取除く。

 

 

 

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