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2 職員の自己啓発の成果を人事管理に反映させていますか。また、その問題点は何ですか。(反映させている場合は、その問題点を。反映させていない場合は反映できない問題点を。)

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1] いる(具体的)

・通信教育講座の修了者、英会話グループ研修の修了者を人事記録の研修受講歴に登録

・公募の研究グループ参加者について加点評価

・自己啓発の状況や結果として得た免許、資格などを極力把握し人事管理に活用

・英検等の語学力、簿記などについては人事管理に反映させることがある

・免許・資格・各種研修の受講についてはデータ管理を行い、人事異動等の際に活用

・人事記録事項異動面により個々の人事記録カードへの登録

・異動対象者自己申告書に欄を設け参考にしている

・配転等の際の参考

・直接的に制度化されていないが、能力・意欲を判断する一要素となっている

 

2] 問題点

・成果の測定が難しく、テーマによっては直接的には結びつきにくいため人事管理に反映していないこともある

・自己啓発の成果を人事配置の中でどう結びつけるか

・通信教育の場合最終的にどの程度のレベルまで到達したのかが確認できない

・自己啓発は時間外の活動であり正確な把握が難しい

・あくまでも自己啓発のために行う研修であるので、職務との関連が必ずしも明確でない場合もあり又、その効果測定も充分に行われていない

・研修所で実施している以外の自己啓発の把握が不十分である

・職員の自己啓発の成果をすべて活用できるというわけではない

・自己啓発の成果については測定が難しく、人事管理への反映がしにくい

・自己啓発の成果だけを人事管理に反映させるとかえって総合的な評価が損なわれる可能性がある

・自己啓発の成果を総合的評価の中でどのように組み込むか検討する必要がある

・自己啓発の内容がいわゆる教養レベルであることが多く職務と直接結びつかないことが多い

・自己啓発の内容と職務との関連性および自己啓発の成果の把握が困難

・意義、必要性を個々の職員が充分認識していない

・体系的に人材育成方策として自己啓発に取り組む体制が整っていない

・現在のところ研修効果の測定が行われていない

・カリキュラムの選択等が本人の自由意思に任されており、教科も幅広いので評価をどのように人事管理に反映させるのかが難しい

・職員の担任業務との関連性が希薄である活動の場合にどこまでの範囲のものを支援対象とするか

・多忙な職場においては意欲があっても自己啓発の時間がとれず差が出てしまう

・資格を持っている職場に残る希望が多くなり、人事に停滞を及ぼすおそれがある

・予算の確保が難しい

・助成を申請する自主研究グループの数がなかなか増えない

 

 

 

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