位置 集落の中央、瀬替えで切り取られた尾根の先端にある。
配置 境内東の坂道を進むと東面した社殿がある。
祭神 大山祇命。大山祇命は「山の神」のことで、山の精霊を支配する神といわれている。
祭礼日 8月26日・27日。
社殿 社殿は2室で構成。入り口側の部屋にはゴザが敷かれ整頓されている。宮殿がまつられている奥の部屋の入り口には鍵が取り付けられていた。
棟札 社殿入り口、向かって左の柱に打ちつけられた木札に「明治三十三年□月八日本殿七尺新造」と記されていることから、このときに社殿が増築されたものと考えられる。桁が切断された跡や、腕木の形が違うことからも増築されたことが確認できる。
石造物 境内には石碑2基で金比羅大権現と神社遷宮。
備考 管理者は1年交代で2人。祭りの節り付けを行う。集落の村社である。
23 小脇地蔵堂
位置 集落の北西端、渋海川に沿って走る国道403号線東側の一段高いところにある。
配置 敷地北の道を進むと正面に南面する堂がある。
堂 堂は一室で、葬儀用の飾り付けが施されており、内部奥には地蔵がまつられている。
石造物 堂の裏手に墓が数基ある。
備考 昔は、堂に行くための坂道をさらに進むと火葬場があり、そこへ仏を乗せていくための輿や葬儀の道具をこの堂に入れたという。十日町に火葬場ができたため、20年ほど前を最後に使われていない。管理者は区長。