2.2.3 隣接チャネル選択度
隣接チャネル選択度は60dB以上であること。
隣接チャネルは25kHz離れたチャネルとする。
なお、隣接チャネル選択度の定義は、基準感度+3dBの希望波と25kHz離調した妨害波(符号長32,767ビットの擬似雑音系列により変調する。)を同時に加えた場合、許容できる妨害波のレベルと基準感度の比をいう。
2.2.4 相互変調
(1) アンテナ一体型受信機の場合
1] 3次の相互変調について、50dBμV/mの希望波を加え、50kHz及び100kHz離調した2妨害波(符号長32,767ビットの擬似雑音系列により変調する。)により、許容できる妨害波のレベルと希望波のレベルの比は40dB以上であること。
2] 2次の相互変調について、1st IF周波数が受信周波数帯域を超えるものは測定を必要としないが、1st IF周波数が受信局波数帯域以下の受信機にあっては、2次の相互変調の関係となる妨害波のチャネルの少なくとも1つの組み合わせの2妨害波(符号長32,767ビットの擬似雑音系列により変調する。)により、50dBμV/mの希望波を加えた場合、許容できる妨害波のレベルと希望波のレベルの比は40dB以上であること。
3] 2次の相互変詞について、直接変換方式による受信機にあっては、
a) 希望波から±50kHz離調した2妨害波(符号長32,767ビットの擬似雑音系列により変調する。)による条件
b) 希望波から50kHz離調した妨害波及び希望波の2倍の周波数から50kHz離調した妨害波の2妨害波(符号長32,767ビットの擬似雑音系列により変調する。)による条件
の両条件において、50dBμV/mの希望波を加えた場合、許容できる妨害波のレベルと希望波のレベルの比は40dB以上であること。