処理時間に遅延の発生する要因としては、DDX-P網における輻輳の発生、符号化装置におけるフレーム処理、送信装置における同期処理、トラヒックの異常輻輳がある。
以下にそれぞれの要因について説明する。
ア DDX-P網における輻輳の発生
DDX-P網に輻輳が発生したときには、規制をかけるため、処理の遅延が生じる。
イ 符号化装置におけるフレーム処理
符号化装置においては、0〜127の128個のフレームという単位で情報を処理している。(FLEX-TD方式)
それぞれのポケットベルは、どのフレームの信号を受けるのかが定まっているため、該当するフレームに対する発信があるまで、情報を受けることができない。
従って、当該フレームが処理されるまでの待ち時間が発生することになる。