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II「別府八湯ONSEN文化国際交流アクションプログラム」

 

2【別府商工会議所青年部とのミーティング議事録】

 

日時:平成10年12月22日(火)15:15〜17:15

会場:別府商工会議所会議室

 

木村氏(別府プロジェクトチーム)

皆さんに今日までの別府滞在を踏まえて、別府に対する率直な感想をいただきたいと思います。今後の別府再活性化の参考としたいと思います。

 

Hyamg-Ja KIM氏(韓国)

今日、商店街を視察しましたが韓国の商店街とは異なる印象を受けました。別府の商店街を改善するにはより若者が好むような店や品揃えにする必要があると思います。

パン屋もありましたが、もっと個性的にすることが必要です。アクセサリーの販売店など10代、20代を対象とした店舗を増やしていけば、もっと気軽に買い物を楽しめるまちとなるでしょう。

 

Cheng-Wu HSIAO氏(台湾)

いろいろな温泉を見ることができました。別府市内には2,848カ所の温泉があると思いますが、数が多ければそれだけ競争も激しくなります。旅館、ホテル、温泉と見せていただきました。しかし、残念ながら杉乃井ホテルを視察していないので別府全体の感想を言うことはできません。私も知本のリゾートに勤務していますから、温泉の利用についてはいつも考えています。ホテル白菊の大浴場は温泉という感じがしませんでした。陽光荘は白菊と比較すれば温泉の雰囲気があるかもしませんが、宿泊施設としてのレベルが全く違います。基本的には温泉の泉質が良いものが良い温泉と思います。旅行者の好む温泉の泉質を教えてあげることが大切です。日本人には分かるものでも外国人には分かりませんから、世界の旅行者に教えてあげることが必要なのです。別府は杉乃井ホテルが有名ですが、団体旅行のイメージが強いです。

 

釘宮氏(別府プロジェクトチーム)

白菊のような豪華なところだけでなく、旅行者の好みにあった温泉を提供するということですか。

 

Cheng-Wu HSIAO氏(台湾)

情報交流です。温泉利用料金にしても、1日または1回しか利用しない外国人旅行者にとっては北浜テルマスや竹瓦温泉の利用料金は安いと思いますが、何回も繰り返し利用する人にとっては高いと思います。

 

 

 

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