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Jeong-Song PARK氏(韓国)

旅行商品は韓国の旅行会社が造成するもので、別府は受け入れ側です。韓国でも長期滞在の旅行商品が扱われていますが、その目的地は米国など遠隔地が主となっています。日本は近いので長期滞在は難しいのではないでしょうか。

 

Suk-Jong HAHM氏(韓国)

やはりグルメなどのSITツアーを提案することが重要と思います。上流に属する人は人口の1%で約40万人おり、彼らはその他の人々と違った旅行を楽しみたいのです。確かに旅行商品は韓国の旅行会社が造成するのですが、企画は別府から提案しないといけません。

 

甲斐氏(別府プロジェクトチームリーダー)

プログラムづくりをして、客層を絞るということが11月に提案されていますが、ヨーロッパから旅行者を誘致することはさすがに無理です。近隣諸国から旅行者を誘致するには、彼らがどのようなものを望んでいるのかを知るための窓口が必要となりますので、韓国ではHAHMさんにお願いしたいと思います。別府での長期滞在については家族やカップルなどを対象にした商品づくりの中で別府の文化を紹介していき、観光地として売り出したいと思います。

 

Cheng-Wu HSIAO氏(台湾)

別府の年間訪問客数はどれくらいでしょうか。

 

甲斐氏(別府プロジェクトチームリーダー)

1,100万人ですが、宿泊客は400万人程度で宿泊施設の総収容人数の4割の稼働率しかありません。

 

Cheng-Wu HSIAO氏(台湾)

別府の平均室料はどれくらいでしょうか。また、宿泊施設の星付け制度はありますか。

 

栗田氏(別府プロジェクトチーム)

ビジネスホテルから食事付の旅館まで宿泊施設の形態がさまざまですから、一口には言えませんが、粗く言えば13,000円でしょうか。また、日本では星付け制度は実施されていません。

 

Cheng-Wu HSIAO氏(台湾)

知本では団体と個人という2種のみの料金設定です。宿泊パッケージも行っています。別府も宿泊パッケージ商品がありますか。

 

栗田氏(別府プロジェクトチーム)

パッケージ商品は別府でも人気があります。部屋数も十分で温泉がありますから、安定的にパッケージ客の利用があります。

 

Cheng-Wu HSIAO氏(台湾)

知本村の住民は原住民で、ホテルロイヤル知本はその文化を利用して経営しています。これが地域としての知本温泉の方針です。自治体からの協力はありません。また、旅行者にとっては宿泊施設の格付けに星付け制度があると安心できると思います。

 

甲斐氏(別府プロジェクトチームリーダー)

今日、皆さんの意見を聞いて今回のアクションプログラムに期待を持つことができました。皆さんからいろいろな資料をいただいて、別府から皆さんにいろいろな資料を渡したいと思います。6つのキーワードを踏まえて、23日の最終ミーティングを今後、行動に結び付けていきたいと思います。

 

 

 

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