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3. パネルディスカッション

 

バス新世紀へ向けて

 

コーディネーター

鎌田実 東京大学大学院工学系研究科助教授

 

パネラー

高橋清 東京大学大学院工学系研究科助教授

岩崎貞二 運輸省自動車交通局企画課長

亀井政孝 東京都交通局自動車部車両課長

矢口鉄雄 東急バス株式会社(前)運輸部運行技術課長

<以下、敬称略>

 

●鎌田

今、ご紹介頂きましたコーディネーター役の鎌田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

本日のパネルディスカッションですが、先程の太田先生のお話にございますように福祉とか環境の面から公共交通システムを見直そうとすると、車両だけではなくて道路とか、インフラ、システム、そういうものの全体として考えていく必要がありますが、限られた時間での議論でございますので、内容が広がり過ぎて焦点が絞りにくくなるおそれがありますので、今日はバス車両そのものに関して考えて行きたいと思います。

そこで、今日のテーマにあります乗り降りらくらくバス、特にノンステップバスにつきまして各パネラーから話題提供を頂いて、ノンステップバスは今どのような形で普及が進んでいるのか、どのような評価が得られているのか、課題は何か、バス交通との関係において、今後どのような方向性が考えられるのか、そういうことを議論していきたいと思います。

やり方といたしましては、4人のパネラーの方々から15分位ずつ話題提供を頂いて、それぞれのご専門の立場からその話題に対するお話を頂きたいと存じます。一巡した所で、私の方で少し話を整理させていただきまして、項目を絞って次のディスカッションに入りたいと思います。大体予定した内容が終わりましたら、残りの時間でフロアーから質問を受けるような時間も考えていきたいと思います。

4時半までということで約2時間半ほどございますので、盛り沢山のディスカッションができるのではと期待しております。

それでは早速パネラーの方々にお話頂きたいと思います。順序といたしましては、こちらから並んでおられる順番にしたいと思いますので、まず東大の高橋先生の方から話題提供をお願いします。

 

 

 

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