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まだご質問があると思いますが、また次の機会に生かして行ければということでこのシンポをとじたい。ありがとうございました。

 

柴田/それでは、そろそろ時間が追ってきましたので、会場外におられる参加者のみなさん、中のほうにお入りください。後ろのほうの方、よろしゅうございますか。それでは、大変恐縮でございますが、全難聴主催のシンポジウムですが、午後の部を始める前に、本日、1月17日は、4年前の阪神大震災の日で難聴者の会員の方にも、お亡くなりになった方がいます。亡くなった方のご冥福を祈って、黙とうをささげます。恐縮ですが、ご起立ください。

それでは、ご冥福をお祈りしまして、黙祷!

ありがとうございます。どうぞ、ご着席ください。

では、第2日目午後の部のシンポジウムをはじめさせていただきます。テーマは、補聴援助システム、まちづくり、音環境の整備、というテーマでございます。

コーディネイトいただきます先生は、筑波技術短期大学教授、大沼直紀先生です。

聴覚障害・聴能学のご専門で、東北大学教育学部をご卒業後、昭和大学医学部で博士号、ワシントン大学オージオロジー研究会研究員などを歴任され、現在、筑波技術短期大学聴覚部長です。

 

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大沼/今日、4人にお話いただいて、出来るだけ補聴援助システムがどのような方向を目指すべきかあるいは、ユーザ、専門家がどんなことをこれからするかについて、いくばくか、発展が見られればうれしいなと思います。皆様のご協力、よろしくお願いします。

今日の4人の講演者を講演順に紹介します。

最初は小島さんです。小学生で軽い難聴、学生時代に補聴器装用、その後も聴力低下しています。いままで、全難聴の青年部長、情報保障部長などを歴任されて、現在は鳥取県の精神薄弱福祉士というかたちでずっと、生活保護、身体障害者福祉、高齢者福祉、高齢者福祉、老人施設といったところを経て、幅広い聴覚障害福祉の経験を持っています。

補聴器の活用は相当多用なタイプを活用されていて、最新の補聴器も使われています。デジタル補聴器も使われておりますし、今日は補聴援助システムそのものの一つもお使いになろうかと思います。小島さんは、同志社の心理学専攻ですから、そういった経歴も含めて、幅広い補聴援助システムについてもお話頂きます。

2番目は立入先生にお話いただきます。

教育畑で、愛媛大学の教育学部を卒業され、徳島県立ろう学校で、子供の聴覚活用の研究について画期的業績を残されましたとその後聾学校の教員を退められて、心機一転、筑波大学大学院で、勉強しなおされ、大学院博士課程を中退されたのみ、筑波大学の助手を経て、その後、平成9年、一昨年4月より愛媛大学に助教授として赴任され、日本の聴覚活用を目指そうとする学生のメッカとして活動されています。

3番目にお話いただくのは、遠藤孝さんです。

徳島県の中途失聴難聴者協会で、この会の全難聴でも人工内耳の副部長であり、現在理事であります。

 

 

 

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