(3) ダイヤ案についての意見
提示された案について、甑島4村の意見は次のとおりである。
・手打、平良抜港については、住民の合意を得るのが困難であるので、各村痛み分けが必要である。
・中軸は上甑島の中心に位置しており、交通が便利なので中甑港への直行便を1便着けて欲しい。
・フェリー1便が里港であれば、2便は里港を抜いて中甑港直行にすれば長浜港に着く時間帯も早くなり、下甑での陸上輸送もいくらか楽になる。また、里港も1便抜くことによって、4村が痛みの大小はあっても、各村痛み分けに努力したということになる。
・フェリーの長浜港到着時間が遅く、島内の道路事情を勘案すると陸上輸送が非常に困難な航路案となっている。また、手打地区住民は高速船利用を余儀なくされるため、料金的にも不利を強いられる。
・フェリーを大型化し、寄港地を集約化するのであれば、思い切った大型化及び寄港地の集約を図り、上島1港、下島1港の体制とし、シーホークは、このフェリー寄港地以外の港に寄港させる。
・抜港については、地元住民の合意が得にくいため、小型高速フェリーを2隻建造し、上島と下島にそれぞれ就航させ、寄港地は集約せず、現寄港地での三角航路体系とする。