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また、我が国では、長びく不景気と財政逼迫から経済的な余力が失われつつあり、当分はこの状況は続くものと考えられる。このため、大型化は採算性とのバランスを充分考慮したものでなければならない。建造費が極力おさえられて、かつ車両航送能力を拡充した船型を検討する必要があろう。

 

(2) 望まれるダイヤ案

 

前述のような考え方を踏まえ、本調査委員会及びワーキンググループでの検討の結果、次のようなダイヤ案が示された。

 

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<ダイヤ案設定の考え方>

1.フェリーの大型化に伴い、手打港については港湾状況及び気象、海象の諸条件が悪く、船の回頭もできず船の安全上の問題から抜港せざるを得ない。したがって、長浜港を起点としたい。

2.平良港については、輸送量の関係及び陸上アクセスが改善されていることから抜港としたい

3.本土滞在時間は、5時間15分となる。

4.1便の下り便は、車両の積み降ろしの関係から2港(1島1港)寄港としたい。

 

 

 

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