(2)-1. ファーストトランジェント/バーストイミュニティ
A. ナブテックス受信機
誤作動はなかった。
B. 電力制御装置
電源ポートに印加した時に誤作動を起こしたが電源フィルタを挿入する事により改善され、影響を受けなくなった。
C. スピードコントローラ
接点入力に印加するとアクチュエータ出力、アナログ出力が影響を受けたがEMIフィルタを挿入する事により改善され、影響を受けなくなった。
D. 油分濃度計
誤作動はなかった。
(3)-1. 静電気放電イミュニティ
A. ナブテックス受信機
関接放電の時、誤作動が起きたが取り付け台と本体が塗装のために絶縁されていた。
塗装を剥がし導通させたことにより改善され、影響を受けなくなった。
B. 電力制御装置
誤作動はなかった。
C. スピードコントローラ
誤作動はなかった。
D. 油分濃度計
誤作動はなかった。
13.2 電磁放射レベル(エミッション)の低減
オープンサイトで測定する場合、放送波等の暗雑音が大きく測定は大変困難であった。
特に156MHz〜165MHzは基準値が低いために正確な測定は無理と考えられる。
電波暗室で測定することが必要であろう。
(1)ナブテックス受信機
482MHzで電磁放射が確認できたが47dBμV/mであり基準内であった。他の周波数では暗雑音レベル以下であった。
(2)電力制御装置
28〜30MHz付近と160MHzで基準外であった。電源フィルタやEMIフィルタを挿入する事によりいくらか改善されたが十分な効果は得られなかった。
提案:入出力端子にEMIフィルタを挿入して改善するのは今回行なった対策が限度であると考えられる。基準を満足する方法として下記の方法が考えられる。