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食堂では患者も家族も一緒に

緊急の決断は,やむを得ずその場で最善と患われることをせざるを得ないのですが,逆に患者さんもご家族も,それから私たち医療従事者も「決められない私たちがいる」ということを認めることがたいせつなのかもしれないという気がします。迷っている,決断のできない自分たちに痛痒を感じていく中で,その中からまた何か方向性を見出していくというプロセスを日々歩んでいるのかという感じがしています。
 いずれにしても,最終的には「どちらにしても,それはそれでよかった」と私たちも患者さんやご家族も思えるという状況ができてくればいいと思っています。それは多分,ある程度信頼関係があって悩んでいる部分と,まったく信頼関係がない状況で悩むというのとでは随分大きな違いのある問題ではないかと思います。

 

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