(4) 行政との協議
●寄居町役場の複数の中堅職員に当会の活動について感想を聞いたところ、活発に活動している市民団体として名前はよく知っているが、実際、何を目指して、今何をやっているのかよくわからないので、答えられないということであった。あまりうまくいっていないのではないかといったマイナスのイメージを持っているようでもあった。
●これは、恐らく、役場の職員の一般的な認識・イメージではないかと思われる。もちろん、特定の課とは助成金申請の関係でよく知られているであろうが、これはほんの役場組織の一部すぎない。今まで継続的に会報を役場関係者に配布してこなかった経緯から見ても、やはり、役場に対してPR不足ではあったように思われる。
●今日、グラウンドワーク方式に行政とタイアップする時機が来ている。トンボ公園は、不足している町内の公園緑地に貢献し、活動は地域のコミュニティ醸成に貢献している。もはや、行政が主導的にまちづくりができる時代ではなく、市民団体の力が必要な時代になってきており、当会の存在は大きく位置づけられよう。
●このグラウンドワーク方式を具体的に進めるためには、行政が市民団体とどのようにタイアップすべきかについて判断材料になるものを提示していく必要がある。つまり、当会はどのようにまちづくりに係わっていこうとしているのかについてのビジョンが求められているのである。
●そこで、本計画を参考にして、当会が目指すビジョンを構想書としてまとめ、町長をはじめ役場の関係課の幹部に説明し、以後は定期的に役場側と当会の考えを交換しあう場を持つようにする。