イ. 事業の推進方法
a. アーディズリー村のように地域資源を隈無くリストアップし、どのように“料理”するかを考えなければならない。この地域資源のリストアップについては、後述のウォーキング・マップの作成事業の成果も活用する。
b. 来訪者を楽しませるための、日帰り及び1泊2日、2泊3日といった基本的な3タイプのプログラム・メニューを用意する。アーディズリー村では、それ以外にも客の注文に応じるオーダーメイドのメニューも用意しているが、まずは、この3タイプの充実を図る。
c. このプログラムに協賛してもらえる農家や民宿などを探す。来訪者が支払うプログラム料金は、コーディネーターが一括して徴収し、その売上げの20%を手数料として、残りは関係者に配分する。
●この事業は、地域資源の発掘調査を行い、それを都市住民(観光客)に楽しんでもらうためのプログラムづくりが必要であり、恐らくそれに2、3年はかかるであろう。また、農家や宿泊業者などの協力を得ることも急には進まないであろうから、即事業化には結びつかない。アーディズリー村のように事業が完全に軌道に乗るまでに早くても7、8年はかかるであろうから、中長期的な事業となる。
●この事業は寄居町の自然と歴史的資源や交通条件のポテンシャルを勘案すれば、軌道に乗る可能性は高い。しかし、収益は関係協力先に配分されるため、あまり期待はできない。