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(7)会とトンボ公園の課題

 

●「寄居町にトンボ公園を作る会」とトンボ公園の課題について整理すると、次のようになる。

 

ア. 幹事間の意見交換が十分でない

 

●現在、幹事会を隔月1回、ほかに各トンボ公園の管理作業を月1回行っているが、意見交換が十分行われていない。他の活動団体では、週1回以上の頻度で会合や管理作業を行っている場合が少なくない(例:市川緑の市民フォーラム、鴨池公園愛護会、宍塚の自然と歴史の会など)。こうした会では、会のあり方について自分たちの考えをまとめる時間を十分にとっている。この点について当会なりの意見交換の方法の充実について検討する必要がある。

 

イ. 管理作業参加者が少ない

 

●現在、管理作業に参加する人は、幹事を中心に5〜10人程度である。作業面積が大きいだけに参加者は、気楽に楽しくレクリエーション気分で参加できるほどの余裕はない。これが参加を低調なものにしている大きな要因になっており、これについてどうすべきかを検討する必要がある。

 

ウ. 自然についての勉強が十分行われていない

 

●地域の自然を守ることをモットーとし、トンボ公園づくりに携わりながら、自然についての勉強が十分行われていない。このため、トンボ公園の視察案内も新井代表に偏りがちである。ボランティアとしては、基本的にそれぞれ自分のできることをすればよいが、もっと自分たちが守ろうとしている自然について勉強する必要もある。このためには自然についての環境学習のプログラムづくりについて検討する必要がある。

 

エ. 事務局の体制が十分でない

 

●管理作業やイベントの段取り・調整、トンボ自然館の当番の割り当てなどについて、事務局長が1人でこなしており、他に補佐にするスタッフがいない。他の活動団体では複数のスタッフ(2、3人)で行われているのを考えると、1人でマネージメントするのは大変である。事務局スタッフの増強策について検討する必要がある。

 

 

 

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