9・5 小組部材(トランス材)の伸ばし。
?@小組立での収縮の付加。
小組立の溶接・歪み取りの収縮量として第7章7・1・1に沿って検討し
0.3〜0.5mm/骨1本を付加する。
?A大組立での収縮の付加。
a)前項9・3・?@の付加量を小組立て部材にも付加する。
但し、大組板継部に付加しいる1mm/シームは小組部材を配材する時に板継溶接が完了しておれば考慮する必要はない、しかし完了してない時は考慮する。
b)単純計算すると小組の収縮量0.3〜0.5mm/骨1本、これに大組の収縮量約0.5mm/骨1本を加えると約lmm/骨1本近い伸ばしの付加量となる。
計算の上ではこのようになるがこれでは些か多いので幾らかさじ加減が必要である、このさじ加減は各社で異なる。
c)ロンジ先付け工法を取っている所で、ロンジ溶接完了時のロンジスペースと小組完了時のスロットスペースが同一になっている時は延尺伸ばしは不要となる。
d)いずれにせよ、この伸ばしの入れ方なり量がロンジとトランスのスロット部取り合いのGAPや再切断の要因となるので十分検討して付加する必要がある。