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9・6 ロンジ材(ガーダー)の伸ばし

 

?@小組立て時の収縮量の付加。

a)溶接による縦収縮は無視してよいが(7・1・2参照)、溶接による変形修正のための歪み取りによる収縮を付加する必要がある。その量は板厚・溶接条件・歪み取り要領などで大きく変化するが、0.2〜0.8mm/m位である。

b)強制歪み取り装置など冷間加工で歪み取りする時は、むしろ延びる事もあるので設備に合った数量を付加・削減する必要がある。

039-1.gif

 

?A大組立収縮量の付加。

a)前項9・3・?@長さ方向の付加量0.5mm/トランスフレーム1本を付加する。

(付加量について各社で異なるので参考とする事)

b)単純計算すると小組の収縮量に大組立収縮量を加えると下記となる。

0.2〜0.8mm/m+0.5mm/トランスフレーム1本

(付加量について各社で異なるので参考とする事)

?Bブロック端部伸ばしの付加。

皮材に付加した端部伸ばし量と同じ量をロンジ材の端部にも付加する。

039-2.gif

 

 

 

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