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?A曲がり外板ブロックのブロック内シームには伸ばしを付加しないで組立時202mmの差し越し線で作業を行う。シームに約2mmのGAPを設けることとなるが、通常裏当て材を取り付けて裏ビードを出しながら作業を行うのでこの方が好ましい。

無論、平板プロック同様シームに数ミリ付加することも良い。

037-1.gif

 

9・4 ブロック伸ばし

?@大組立での収縮と伸ばし例。

ブロック長さ方向の伸ばし=トランスフレームの本数×0.5mm/本

ブロック幅方向の伸ばし=ロンジ本数×0.5mm/本

(0.5mm/本は板厚・脚長などで変わるので第7章を参考に各社で決める事)

この伸ばしはブロック内に延尺で付加する方が好ましい。

?A船台での収縮とブロック変形吸収策。

船台継ぎ手部での収縮は第7章7・1・2に示すように2〜3mm収縮する。

これに、大組ブロックの変形及び船台でのブロック決め方誤差などを考慮し

3〜8 mm加える。即ち、

船台調整代(外業渡し) 継ぎ手部での収縮   変形・決め方誤差

(5〜10 mm)  =  (2〜3mm)   +  (3〜8m)

 

この伸ばしはプロック端部に付加する。

?B前項?@?Aの付加例を下図に示す。

037-2.gif

 

 

 

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