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島の西海岸は、海食された断崖で、距岸約2km以内に多数の水上岩や暗岩が散在しています。重要港湾である両津港、小木港をはじめ二見港などの地方港湾3港、第1〜第4種の漁港35港が沿岸に点在します。

両津、赤泊および小木の各港からは、対岸の新潟、寺泊および直江津の各港を結ぶ定期旅客船航路があります。

 

舳倉島:石川県輪島市に属し、市の北方約50kmにある小島で、北東〜南西方向に長く、標高12.5m、長さ1.5km、幅約600m、面積約1.03km2です。

島には砂浜がなく、周囲を岩礁帯が取り巻き藻類、貝類の宝庫となっていて、古来から海女漁業が盛んです。以前は、漁期に合せて輪島市から移り住んでいましたが、漁港の整備に合わせて生活環境施設も整備されてきたので、今は160名ほどが常住しています。島の南東中部に舳倉島漁港(第4種漁港)があります。

 

能登島:石川県鹿島郡能登島町に属し、能登半島東岸の七尾湾に浮かぶ島で、東西約13km、南北約6.5km、面積約47.5km2、全島1町で人口は約3,700名です。島の南岸に半ノ浦港があるほか、?楜?チ(第2種漁港)、野崎、祖母ケ浦、向田、曲、三ケ浦(いずれも第1種漁港)があり、南西端の屏風埼から南西方対岸の間に能登島大橋(高さ約17m、橋梁標識がある)が架かって本州とつながっています。

 

隠岐島:島根県に属し、島根半島東部沖合約40〜90kmにあって、島前、島後の二群に別れ、大小180余の島々から成立っています。島前は知夫里島、西ノ島および中ノ島の三つの島とこれらに付属する島々から成り2町、1村に分かれ、面積約346km2、人口約25,800名で、知夫里島には知夫漁港(第2種漁港)ほか1港、西ノ島には浦郷漁港(第4種漁港)があります。

島後は島前の北東に位置する最大の島で直径約20kmの円形の島で1町、3村に分かれており、隠岐諸島における中心地になっています。交通網の拠点でもある西郷町には、島根県隠岐支庁をはじめ測候所、海上保安署等が置かれています。

この島唯一の天然の良港西郷港からは対岸の境港、七類港および島前の各港を結ぶ定期船、カーフェリー便があります。

 

見 島:山口県萩市の北西沖合約40kmにある周囲約15km、面積約7.7km2、人口約1,300名の孤島で萩市に属し、本村及び宇津の集落と見島漁港(第4種漁港)があります。

 

対 馬:長崎県に属し、南北の長さ約73km、最大幅約18km、面積約696km2、人口約43,400名の大きな島で、北側の上島と南にある下島の2島から成り立っています。島全体は、山岳が占めて平地が少なく、島岸は出入りが

 

 

 

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