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11)現在、シンガポール向け1,500DWTアスファルト輸送バージを3隻建造中である。また、造船だけでなく、建築鉄骨やパイプ類の加工も手掛けている。

12)外部からの引き合いにも対応する。新造船の場合、基本設計、仕様がそろっていれば1週間程度で見積もりをする。(修繕船の場合は3日)

13)2,000psのタグボートを仮定すると、納期は契約から約6か月である。(但し、機器類は発注者支給とする。)

 

(7)HAIPHONG PORT

 

1)ハイフォン港は、カム河の右岸に位置し、年間貨物取扱量は約500万トンで,サイゴン港に次いで国内第二の港湾である。

2)港は次の4つの港区からなる。

?@ 中央港区 ― 岸壁長さ  1,717m(11バース)

― 取扱貨物  一般貨物、鋼材、バルク、コンテナ(年間50,000TEU)

?A チュアベ港区 ― 岸壁長さ   330m

― 取扱貨物  コンテナ(年間150,000TEU)

― 日本から4,000万ドルを借入れて拡張予定である。

?B ドンハ港区 ― 岸壁長さ   200m

― 2,000FWT以下の船舶が対象

?C ヴァチャツク港区 ― 岸壁長さ   314m

― 2,000DWT以下の船舶が対象

3)荷役作業はシフト制により年中無休で行っている

4)10,000〜50,000DWTクラスの船はハイフォンから80km下った河口のハロン湾で瀬取りをして小船で上って来る。

5)ハイフォン港への航路は、現在7,000DWTまでであるが、将来は次のような航路整備を行うことにより10,000〜20,000DWTまでを航行可能とする予定。

 

112-1.gif

 

6)維持浚渫は国営の浚渫会社が年2回、5〜7隻で国の費用で行っている。港湾維持用の浚渫船をハイフォン港自身で保有運航したいという希望あり、政府に予算化申請している。

 

 

 

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