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地球環境問題に対する、根本的な考え方の転換が、いま世界に広がっています。わが国においても、後に続く子孫のために、未来を洞察しつつ、足元を見失わない、国民の英知とモラルに立つ対応が求められています。

 

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新たな技術開発の例

 

●幹線物流システム
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●ITSバス運行情報システム
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CO2削減への国際的取り組み

先進国のみならず、CO2の抑制のためには開発途上国を含めた取り組みが、不可欠です。地球的な視野に立った国際協力があって、初めて効果的な排出削減策が実現します。運輸部門においても、都市交通や鉄道の整備、また自動車の燃費の改善など、先進国と途上国が協力した、共同の取り組みが、強く求められています。

 

温室効果ガスに関する観測・監視体制

科学的知見と政策の、相互の有機的な結合が求められるなか、世界気象機関(WMO)の推進する計画の一環として、気象庁では大気や海岸における温室効果ガスの観測・監視やWMOの温室効果ガスのデータセンターの運営を行っています。また、気候モデルによる、二酸化炭素濃度の増加に伴う地球温暖化の予測情報の提供も行っています。

 

資源リサイクルの推進

地球環境の視点から、廃葉物処理の問題とともに、資源リサイクルヘの関心が強まっています。それは、物流の調達と販売という、いわば「動脈系」と、運輸事業者も巻き込み、廃棄物処理・リサイクルという「静脈系」を考慮した、循環型のロジスティックスシステムの構築へと、論議を進めさせています。

 

 

 

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