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●さあ、始めよう

それぞれが、それぞれの立場で取り組めること

 

●さまざまな人が協力しあって温暖化が防げる

 

●国の役割

地球環境やエネルギー問題が近未来の最重要課題となる、という基本認識が深まっています。各省庁や地方公共団体が互いに、また民間との連携を強めながら、官民一丸となった取り組みが強く求められています。

 

●個人の役割

いま、一人ひとりの環境モラルが問われています。できるだけ公共機関を利用し、不要、不急の自動車利用を抑制するとともに、すすんで低燃費車を購入し、またNGO(非政府組織)の活動や、温暖化阻止へむけた協力の意識が求められています。

 

●運輸事業者の役割

国際標準化機構(ISO)の指針にもとづいた、CO2削減にむけた管理・監視体制への整備。また低燃費車の導入、エコドライブの促進と過度な物流サービスの抑制、そして運輸団体や企業からの、行動計画の自主的な取り組みなどが求められます。

 

●自動車メーカーの役割

地球温暖化への対応が、企業の将来に大きな影響を与えるという認識から、長期的な視野にたった、環境対応の技術開発、また低燃費動力の開発などが進められています。また、みずからエコドライブ、低燃費車の導入や、公共交通機関の利用の推奨も行います。

 

●地方公共団体の役割

地方行政における、交通マネジメント意識の徹底、また低燃費車の導入促進、条例による荷さばき施設の義務化、さらに違法駐車の防止や、エコドライブ運動の普及などが進められます。

 

●マスメディアの役割

地球環境の末来を見すえた、センスとインテリジェンスがより鮮明になります。CO2抑制に向けた、国民への啓蒙的アピールとともに、視野の広い真摯な報道が進められます。

 

●企業の役割

エコドライブ意識の徹底、業務用車両の持ちかえりの抑制等、通勤時の公共交通機関利用をすすめ、会社全体としてエネルギー効率向上への理解を深めることが可能です。

 

 

 

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