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●輸送手段を見直す

自動車、鉄道、船舶、航空機でできること

 

●自動車のC02排出抑制を

●よりC02排出の少ない車を開発・普及する

ガソリン/ディーゼル車―ガソリン車では、リーンバーンエンジンさらには筒内噴射エンジンの導入により燃費の向上が可能になります。また、ディーゼル車ではインタークーラーターボ、アイドリングストップ装置、導風板などの一層の普及が図られています。

ハイブリッド自動車―電気モーターとエンジンを組み合わせた低燃費のシステムで、現在実用化が進められています。

電気自動車―電気自動車からのC02排出はゼロですが、今後は車両コストを安くしたり、効率のよい電池を開発することが必要です。

CNG自動車―CNG(圧縮天然ガス)を燃料としているため、C02やNOX、PM(粒子状物質)の排出を大幅に減らせます。

 

次世代の低公害・省エネルギー車の条件
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●より低燃費な車(少ない燃料でより多くの距離の走行が可能な自動車)を開発する

資源の有効利用を求めた省エネルギー法に基づき、燃費目標値を定め、燃費効率の推進を図っています。

●低燃費車を普及する

自動車関係税制のグリーン化による経済的誘導
国民のみなさんがすすんで低燃費車を購入する手助けとして、地球温暖化に対応する視点から「自動車関係税制のグリーン化」などが、今後さらに重要になっていきます。

 

●鉄道、船舶、航空機でできること

鉄道―電車では、これまでより30〜50%もエネルギー効率がよい、省エネ型車両が積極的に導入されていきます。

船舶―抵抗の少ない船体や、低燃費の動力機関の開発を進め、事業者もそれらの省エネ船舶の自主的な導入を促進します。

航空機―より燃費とエネルギー効率のよい航空機種を事業者が計画的に導入、空港での駐機中も外部電源の使用により省エネルギーに努める必要があります。

 

輸送機関別エネルギー消費量
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