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(1)航海用レーダーと接続し、各距離レンジについて、レーダーエコー、船首輝線及びその方位、電子距離環等が、接続された航海用レーダーと同様に表示され、かつ、同等の精度が確保されていることを確認すること。

a)接続している航海用レーダー(親レーダー)と同等の映像が表示されることを確認する。

b)レンジスケールの切替えが円滑に行えること及び切替え後直ちに映像が安定することを確認する。

c)固定マーカーが仕様どおりに表示されることを確認する。

d)可変マーカーを作動させ、これを固定マーカーと重ね合わせたとき、その指示値が固定マーカーで示されている距離と一致していることを確認する。

e)電子カーソルを備え付けている場合には、これが仕様どおりに表示されることを確認する。

f)3海里、6海里、及び12海里の距離レンジを有していることを確認すること。

g)接続されたレーダーの信号の伝達表示があることを確認すること。

(2)ノースアップ、ヘッドアップ又はコースアップのそれぞれの機能に異常のないことを確認する。

a)数回これらの切替えを行い、親レーダーと同様に円滑に切替えの行えることを確認する。

b)各モードに切り替えたとき、映像が直ちに安定することを確認する。

c)それぞれのモードの映像が、親レーダーと同じ方位で、同じ精度で指示されていることを確認する。

(3)船速距離計及びジャイロコンパスからの情報が確実に入力されていることを確認すること。

a)ジャイロコンパスからの方位信号を適当な方法によって毎分2回転以上の速さで回転させ、左右の回転とも遅れがなく円滑に追従することを確認する。

b)ジャイロコンパスからの方位信号を0°から360°まで15°おきに変化させ、レピーターコンパスの指示値と、そのときの自動衝突予防援助装置上の表示とを比較し、1°以内の分解能で表示できることを確認する。

c)船速距離計からの信号を0ノットから25ノットまで2.5ノットおきに変

 

 

 

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