日本財団 図書館


化させ、そのときの自動衝突予防援助装置の速力表示が0.1ノットの分解能で表示できることを確認する。

d)海上運転中に、それぞれの表示が適正な精度で異常なく表示されていることを確認する。

e)接続された信号の伝達表示があることを確認すること。

(4)真運動装置を備え付けているものにあっては、前項4-9-3の(20)項と同様の方法によりその機能及び精度を確認すること。

※ 船首方位を45°、135°、225°、315°におき、そのそれぞれについて船速設定器を低速と高速の適当な値に設定し、それぞれについて自船位置がそれに従って正しく移動することを確認する。

(5)自動的に物標を捕捉するものにあっては原則として20物標以上を捕捉できることを確認すること。

a)他船やブイ等の物標を、ジョイスティック(トラックボール)等を用いて手動で捕捉して追尾させる。捕捉された物標には顕著なシンボルマークが表示され、1分以内にベクトル表示に変わり、追尾が継続されていることを確認する。可能な限り多くの物標によって確認すること。

b)自動捕捉の場合には自動捕捉の範囲を適宜設定し、かつ、変化させ、自動的に各目標が捕捉され、a)と同様の表示と追尾がなされることを確認する。

(6)自動的に物標の捕捉を行うものにあっては、手動操作によっても捕捉できることを確認すること。

(7)連続した10回の走査において5回以上表示される物標を継続して追尾できることを確認すること。

(8)手動走査により物標を捕捉するものにあっては追尾準備操作完了後、自動的に物標の捕捉を行うものにあっては、最初に捕捉範囲に進入又は出現したときから5走査以内に、追尾物標のそれぞれについて明確に識別マークが表示されることを確認すること。

(9)追尾物標を捕捉完了後、1分以内にそれぞれの物標の運動の傾向がベクトル又は図形で表示され、かつ、すべての追尾の状態が同時に数字及び文字で表示されること、並びにこれらの表示が連続的に更新されることを確認すること。

a)本船が定速で直進中に、ブイ等の小物標を自動及び手動で捕捉して追尾

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION