本日は自動車が目指すべき将来の方向とCO2の排出抑制など、当社における地球環境保全の具体的な取り組み事例についてご紹介させていただきます。
1886年にドイツのダイムラーがガソリン自動車を制作しました。同じ頃やはりドイツ人のベンツも製作しており、一般的に自動車の誕生と言われています。自動車は誕生後、わずか 110年間の間に社会経済の発展と共に飛躍的に普及、進化してきました。ダイムラーの自動車は2気筒エンジンで、1.5 リッターのガソリンエンジンで4.5 馬力でございました。
現在1.5 リッタークラスは100 馬力程度でありまして、その間の技術の進歩の素晴らしさを改めて認識しております。
自動車は、道さえあれば自分の意思で自由に移動できるし、より早く多くの物を運べるといった機能があり、今日我々の社会生活に必要不可欠なものとなっております。
私どもマツダはお客様の多様なニーズに応えることを第一に、顧客第一の商品の研究開発を進めております。「環境への優しさと安全性」ということについては特に力を入れております。
昨今、環境への優しさと安全性に関しまして、お客様及び社会の意識が高まっている。
具体的に申し上げますと、安全性に関しましてはこれまでのエアバックやABS などの安全装備を積極的に採用してきました。特に最近出しました「ニューカペラ」に設定しましたサイドエアバックというのがありますけれども、これまでご契約いただいたお客様の内の約70%の方々が装着していただいております。
また地球環境問題につきましても、先般から出ております今年の12月のCOP3の共同会議が開催されるということもございまして、お客様の関心が一段と高まってきていると理解しております。
現在、マツダは広島、防府、及び米国のデトロイトに生産拠点をもち、世界151 カ国で販売しております。また来年にはタイの生産拠点も稼動を開始する予定でございます。